ある日の放課後。
学校から帰ってきた子供たちが、アリが何を食べるか実験したい!と言って、ガサゴソ何かを作り始めました。
いつか何かに使えるようにと保管していた段ボール板を取り出し、お弁当用のカップを貼り付け、お菓子やら食べ物やらをどんどん入れて・・・
丁寧に、何を入れたか書いていく次男(小学1年生)。
さつまいもちっぷす、ひまわりのたね、らむね、ぜーり(ゼリー)、あめ、ふりかけ(※書き忘れた)、ごはん、けーき、しお、びすけっと。全部で11種類。
まだ「ひらがな」勉強中の字がかわいい。
お弁当用のカップがつるつるしてるものだから、「アリさん、登ってこれるかな?」と言ったら、兄弟で相談してテープをペタッと貼って、こんな風に工夫していた。
1日目:ワナをしかけた
完成したワナを二人で仲良く庭へ運び、風で飛んでいかないように石を載せて設置完了!あとはアリが来るのを待つだけ。
が、1時間おきぐらいに見に行くものの、アリが来ない・・・。
そうそう、餌の中には「塩」もあるのです。子供たちが「塩も入れよう!」と話してるのを聞き「塩なんて誰も食べないよ」と言おうとして、ハっと我慢。
なんでもやってみないと分からない。危うく子供たちの想像力やチャレンジ心を摘み取ってしまうところだった~と反省。
結局この日、夜も見に行ったけれどアリは来ませんでした。1日目終了。
2日目:大変だ、荒らされている!
学校から帰宅した子供たち、早速ワナを見に行って「大変だー!」と騒ぎだす。なんだ、なんだ!と一緒に騒ぐ私。(大人も一緒に盛り上がりたい…)
なんと、ワナが何者かによって荒らされ、カップもチリチリバラバラに。11種類の食べ物のうち、残ったのは「ラムネ」と「塩」だけ。
そしてアリは1匹もいない…。
事件現場の周辺をくまなく調査していた長男が「ここに足跡がある!」と叫ぶ。
私には・・・足跡が見えない。でも、長男には見える。すごい。
とにかく最初はアリの研究だったはずが、ここで課題が「犯人探し」にぐるっと方向転換。
そして、こうなった。
今度は「紙コップ」3個をテープで頑丈に貼り付け、その中に「ひまわりの種」を入れ、その上にさつまいもチップスやビスケットを載せて種を隠す、というアイデア。
これがどうなるかで、カラスの仕業か、タヌキや犬かが、長男にはわかるらしい。
なんでもいいから、長男に「それはいいね!すごいこと考えたね!」と褒める私。とにかく自分で考えて、自分で工夫するだけで素晴らしいから、褒めてあげたい。
こんなワナをしかけたものの、そのあと4日間変化無し。
が、とうとう5日後にまた事件が起こったのです。(つづく)