「バンコクで子供が喜ぶことは何?タイで特別な体験をさせてあげたいのだけど…」
そんな人におすすめしたいのが、親子で巨大トカゲを見つけるぞ大作戦!
な~んて書くとちょっと大げさだけど、子供は「巨大トカゲ」や「大作戦」って聞くだけで、すごくワクワクしてくるはず。もちろん、うちの息子も。
大都会バンコクで幼い子供とどう過ごすか、これが結構難しくて苦戦しました。バンコク在住の方にも相談してみたのですが、暑い季節はどこにも行けないから、マンションのプールで遊ぶだけ、とか、室内の遊び場に通ってます、とか・・・。
せっかくタイに行くのだから、バンコクでも息子と最高の思い出を作りたい!と考えていたとき、ふと、いつかのNHK「ダーウィンが来た!」でバンコクのオオトカゲが紹介されていたことを思い出しました。
まだオオトカゲを見たことのない親子に全力で伝えたいです。バンコクでオオトカゲを見つけるぞ大作戦、かなりオススメ!
巨大トカゲって?
まるで恐竜のようにも見える巨大トカゲですが、正式名はミズオオトカゲ(別名サルバトールモニター)といい、インドから東南アジアにかけて生息している、泳ぎが得意な大型のトカゲです。
もし日本の公園にこんな巨大トカゲが現れたら、ニュースで大騒ぎになるだろうけど、タイでは全く珍しくないようで、公園内の道路をノシノシ歩いていても、誰も気にしてません。
ちなみにミズオオトカゲは2メートル以上に成長し、寿命は20~30年になるとか。
巨大トカゲはどこにいるのか?
実はこのオオトカゲ、バンコクのあちこちに生息しているようですが、観光客が一番見つけやすいのが、バンコクの中心部にあるルンピニー公園(Lumpini Park)です。ここなら車も通らないし、行きやすいし、子連れにピッタリ!
ルンピニー公園は、バンコクの中心にあるとは思えないほど広くて緑が多い公園で、朝から夜まで多くの市民で賑わっています。
巨大トカゲの見つけ方
ルンピニ公園の中央には広い池があり、泳ぎが得意なオオトカゲがよく泳いでいます。オオトカゲに会いたいなら、まずは池に行ってみてください。
泳いでいるか、池の周りで日向ぼっこしているか、歩いているか。人を怖がることもなく、ほんとに自由気ままに暮らしています。
1)歩いて探す!
まずは池の周辺を歩いて探しましょう。なんと、ルンピニー公園にはオオトカゲが何百匹もいるそうです。
周囲に溶け込みすぎて、最初はなかなか見つからないのですが、目が肥えてくると、あっちにもこっちにも見つけることができるようになります。
確かに、2メートル級の大物があちこちにいます。しっぽが長い!土や木と同化する色でけっこう見つけにくいので、よ~く探してくださいね。
オオトカゲは、通常は人を襲うことはないのですが、近づきすぎると尻尾で強く叩かれる可能性があります。また、万が一噛まれると、様々な病原菌を持っている可能性があり危険です。子どもがむやみに手をださないよう、十分気をつけてください。
ほどよい距離を保ち、そっと見守る分には、まったく問題なかったです。
2)ボートで探す!
子ども冒険家に一番おすすめしたいのが、ボートで探しに行くこと!
子どもが「ボートに乗って探したい!」というので、しぶしぶ付き合ったのですが、これがすごくよかったので、ぜひオススメしたいです。
隊長(息子5歳)は、船に乗った探検家の気分を味わってる様子。スワンボートってのが笑えるけど。
夕方涼しくなったころにボートに乗った私たち。ちょっと薄暗くなった中、しばらく進むと、出たー!!!まるで池の底から恐竜が現れたかのよう。ドキドキ。
そのまま、スワンボートでオオトカゲを追跡!隊長(息子)の指示で進みます。そして隊長は、証拠写真を撮っていました。
夕暮れ時の景色が想像以上に素敵でうっとり。日中は暑すぎてとてもボートに乗れませんが、夕暮れ時のボートは最高です。
ルンピニー公園のボート乗り場は何箇所かあります。
料金は30分で40バーツ、デポジット40バーツで、最初に合計80バーツ(約280円)を払い、元の場所に返却したら40バーツ帰ってくる仕組みです。
実はここで騙されてしまいました。ボートを返却して半券を返したのに、40バーツを返してもらえず。おかしいなと思ったけど、タイ語が話せないし、疲れていて主張もできず。
後でタイに暮らしてたことがある友人に話したら、笑いながら「まぁよくあるよ。40バーツだけで済んでよかったじゃん!」と言われ、うん、まぁそれもそうだ。
また、スワンボートを身長150cm弱の私がこげるか心配でしたが、ペダルに十分足も届くし、水面も穏やかで少しの力でも楽に進むので余裕でした。よかった。
手荷物も一緒にボートに載せます。救命胴衣は無いので、子どもも荷物も落ちないように十分注意してくださいね。
営業時間はおそらく日没まで。8月のこの日は、19時まででした。
ルンピニー公園への行き方
アクセス方法
MRT(地下鉄)を利用する場合
・Si Lom駅(シーロム駅)1番出口を出てすぐ
・Lumpini駅(ルンピニー駅)3番出口を出て徒歩5分
BTS(シーロム線)を利用する場合
・Sala Daeng駅を出て徒歩5分
・Ratchadamri駅を出て徒歩8分
MTSやBTSに乗るのが大変な場合は、タクシーやトゥクトゥクがオススメです。公園内も広くて歩くので、まだ子どもが小さくて疲れやすいなら、最初からタクシー等で行くほうがいいです。
一度BTSのChitLom駅から歩いてみたのですが、暑い季節に子連れが歩くのは大変でした。
結局、5才児と歩くのに30分ぐらいかかってしまい、汗だくだく。素直にタクシーに乗ればよかったと後悔。南国の日中は子連れ要注意です。
ルンピニー公園への詳細
開園時間
公園が開いている時間は、朝4時30分~夜21時まで。それ以外は門で施錠されます。警備員さんが常駐で巡回してます。
公園の特徴
バンコク中心部のオアシス的な公園で、朝や夕方は屋台が立ち並び、ジョギングや太極拳などの運動をしている人が非常に多いです。トイレや売店、ベンチなどもあちこちにあります。
日中は暑すぎるので、ちらほら木陰で涼んでる人がいる程度ですが、朝夕の過ごしやすい時間には、人がぐっと増えます。
ルンピニー公園で禁止されていること
車やバイク、ペット、アルコール、たばこ、焚き火、お花を摘むこと。※タバコを吸うと2,000バーツの罰金なので要注意。
まとめ
バンコクでオオトカゲを見つけるぞ大作戦は、ルンピニ公園がおすすめ。
ただし、暑い日中は外を少し歩くだけでも子供には厳しいので、ルンピニ公園を歩くなら、朝夕の涼しい時間帯がいいです。スワンボートに乗りたいなら、ぜひ夕方に!
ルンピニー公園(Lumphini Park / Lumpini Park)
住所:Rama IV Rd, Khwaeng Lumphini, Khet Pathum Wan, Krung Thep Maha Nakhon 10330 タイ
開園時間:4:30~21:00
地図:GoogleMapで確認