ある日の放課後、こどもたちが「アリが何を食べるか実験したい!」と作ったワナが、何者かに荒らされてチリヂリバラバラになった事件。
これは、その続編です。
(前編はこちら)https://kodomotrip.com/10days/
7日目:そしてまた荒らされた
今度こそ犯人を見つけるぞ!と意気込んでいたこどもたち。しばらく変化がなかったものの、新しいワナをしかけた5日後、またこんなことに。
しっかりテープでとめたはずの紙コップ3個が、大きな力で引き剥がされバラバラに。中身は全部消えている。さらに、前から残っていたはずのラムネも消えた…。
なんてこったい!犯人は誰なんだ?
そこで今度は、次男がひらめいた!
小さな箱を持ってきて中身を入れ、白い紙で厳重に包んだ後、さらにボンドでくっつけた。ちなみに箱の中には、庭で採れた初物のミニトマトが1個入れてあった。
が、わずか数時間で包んでいた紙がびりびりに破られてしまった。写真は破られた後の状態。Beforeを撮影する暇もなかった…。
しかし、中のミニトマトは無事だったので、そのまま実験を継続することに。
8日目:現場はさらに荒らされた
なんとその翌日、現場はさらに大変なことになっていた。
ボンドでくっつけていた箱は強い力で引き剥がされ、さらに箱は遠くに飛ばされ、段ボールには複数の穴が!
犯人は誰なんだ?
ただし、中身のミニトマトは無事だった。
9日目:次男が怒った
もう勝手なことはさせない!これでどうだ!と、次男が何かを箱に詰め、さらに「中に入れた物の位置がずれるから、絶対に中は見ちゃダメ!」と言いながら、大きな石を載せた。
いや、さすがにこれは無理だろう。と思ったけど、見守るのが私の役目。「なるほど!いいこと考えたね!」と次男を褒めた。
10日目:梅雨入りと衝撃の展開
そして今、我が家の庭はこんなことになっている。とうとう梅雨入りで雨が降りはじめ、段ボールがしなびてきたよ。
ここでふと、あの箱には何が入ってるのだろう?と、気になり始めた私。次男は「位置がずれるから絶対に開けちゃダメだ」と言っていたけれど…
気になる。我慢できない。
思い切って開けてみたら、中身が衝撃だった。
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まさかの「カード」。うっそー。
食べ物じゃないものを入れてるとは100%想像もしてなかった。次男すごい。
彼の頭のなかを見てみたい。そう思いながら、そっと箱を閉じた私。中身の位置がずれちゃダメだから。(※1ミリもズレやしない)
そんなわけで、こどもたちの10日間の戦いは終わった、ような気がする。
今も雨が降り続いていて、あのカードは大丈夫なのだろうか、と ふっと頭によぎるけれど、見なかったことにしてるから、私は何も知らない。
そして、荒らした犯人はいまだ見つかっていない。(終わり)
おまけ
子供達が「おばあちゃんに売ってお金を稼ごう」と楽しみに大事に育てていたスイカ。
現場が荒らされたとき、一緒にやられてしまった。これはショック。
小さすぎて全然おいしくない実を平気で食べるような動物は、もうアレしかいない。