今回は、そんな経験を経て、子どもの機内食はフルーツミールに行き着いた、というお話です。
期待してはいけないと思いつつ、つい期待してしまう機内食ですが、残念ながら、おいしい!というものにはなかなか出会えません。特に子どもは、見た目に違和感があったり、食べ慣れない味だと、全然食べないことも。
子連れで70回以上飛行機に乗ってきた私がたどり着いたのが、子供の機内食には「フルーツミール」がベスト、という結論。どうしてフルーツミールが子連れ旅におすすめかというと…
世界のいろんな機内食を試してきたけれど…
機内食と言えば、「ビーフ or チキン?」もしくは「フィッシュ or ビーフ?」のような二択から選ぶことが一般的ですが、結局、味はどっちもどっち。
また、ゆるマクロビ&ゆるベジな私は、この十数年、様々な航空会社で、ベジタリアンミールを初めとする様々な特別食にもチャレンジしてきたのですが、やっぱり美味しいとは思えず…
しかも、機内食は、常温で腐らせないために防腐剤などの添加物がたっぷり入っていると噂されるだけに、幼い子どもたちには食べさせなくないし困ったなぁと思っていました。
今となれば、そんな機内食も一つの思い出で記念撮影しておくんだったな、なんて思うものの、子連れ旅だとそうもいきません。お腹が空くと暴れだす子供怪獣をおとなしくさせておくのは、もー大変!
そして、試行錯誤しながら、ようやくたどり着いたのが「フルーツミール」でした。これ、事前にリクエストは必須ですが、誰でも無料で注文できます。
なぜ、機内食にフルーツミールがいいのか
フルーツミールは、その名のとおり果物の盛り合わせです。たま~に、サラダ、パンやおまけのデザートが付くこともありますが、基本はフルーツだけ。しかも、(一応)新鮮なカットフルーツ。
フルーツなら、子どもも喜んで食べるし、カットしてるから食べさせやすい!リンゴやメロン、パイナップルやブドウ、など一般的なフルーツしか出てこないから、当たり外れもほぼ無し。
ただ、メインディッシュというより、かなり軽めにはなるので、中・長時間フライトの場合は、おにぎり、パンやクラッカー等を持参するのがおすすめです。
出発便であれば、家からおにぎりを作ってきて、飛行機で先に食べてさせておけば、お腹もちょうどいい感じ。できれば、傷みにくいように梅干しを入れれば、さらに安心!
また、フルーツミールのような特別機内食は、通常、食事時間の一番最初にだしてもらえるので、子供たちが待ちきれなくてぐずることもありません。
これだと子供たちが先に食べ終える頃に、自分たちの食事が配られるので、時間差で食べやすいことも。
フルーツミーツを予約する方法
フルーツミールのような特別機内食は、少なくともフライトの24時間前までに予約する必要があります。
航空会社や食事の種類によっては、36時間前、48時間前、という場合もあるので、できるだけ早めに予約をしてくださいね。
最近では、オンラインで航空券を予約するとき & 予約確認画面からも、簡単に特別機内食を選ぶことができます。または、各航空会社のカスタマーサービスセンターに直接電話して予約もできます。
航空会社によってはフルーツミールの選択肢が無い場合もあるので、必ず確認してください。フルーツミール、フルーツプラッターミール(FPML)、フルーツプレートなど、航空会社によって名称が異なります。
これは注意!フルーツは持ち帰ってはいけない。
最近、こんなニュースを見て驚きました。
アメリカに住む女性が、フランスからアメリカへ向かうデルタ航空の機内食に出されたりんご1個を後で食べようとバッグに入れ、うっかりそのまま入国してしまったところ、申請がなかったとして500ドル(約5万4000円)の罰金を言い渡されました。
これは滅多にない事例ですが、国によって持ち込む食べ物を申告する必要があるので、フルーツに限らず、機内食で出た食べ物は、持ち帰らないようにしてください。パンやスナック菓子はよほど大丈夫だと思いますが、フルーツ、肉系は要注意です。
おまけ。最後に、私が過去に一番驚いた機内食というのは…
それは、成田→アメリカへ向かうアメリカ系航空会社の機内でのこと。そのときの私は、ベジタリアンミールを注文していました。
食事の時間になり、配膳された食事の蓋を開けてみると、ライスの真ん中に真っ黒い椎茸が1個だけデデーン!しかも、椎茸が見たことないほど超巨大。日の丸弁当ならぬ、黒丸弁当。サイドディッシュもなく、ほんとにライスと巨大椎茸だけ。一口も食べられず…。
その帰路便。今度こそ!と、食事の蓋をあけたら、まさかの再び椎茸デデーン!やはり一口も食べられず。黒丸弁当との出会いは、後にも先にもこの時だけ。絶対、アメリカ人からも超不評だったに違いない。